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日本を離れてお散歩中


50歳からの海外就職 ノマドシェフになるまで九話目 一択

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これは、50歳を過ぎてから海外に出てシェフをしているわたくしの記録です。も、九話目になりました。

 忘備録的な感じかもしれませんが何かの参考になれば幸いです。

今回はとうとう一択した話です。

 

一話目から八話目まではこちら ↓ ↓ ↓

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とうとう決めちゃった

まる1日かけて面接に飛ぶ

まさか、年末に行ったカンクン、トゥルム、わずか1ヶ月後にまた行くことになるとは

全く予想しておりませんでした。

(まぁ、いつもたいして何かを想定するなんて技ないけど。。。。)

 

そうそう、フランクフルトを断る前に、一応、子供達、友たちに、相談、、と言うか、

「珍しく迷ってんだけどね、オレ」

みたいなことを言ったら、

子供達、友たち、口を揃えて、

え??ぜ〜った〜〜〜い、メキシコだよ!フランクフルトはなんとな〜く行けるけど、メキシコって、なんかきっかけがないといけないじゃん!

行きたいもんね!メキシコ!プププ。おい、自分たちが行きたいのかい。。。

んな感じでメキシコ行きを後押ししてくれたのが懐かし。。。

 

前回は、フランクフルト経由で行きましたが今回はロサンジェルス経由で行ってみます

(その方がチケットが安いのねん)

 ロサンジェルスからグアダラハラ(空港で夜を明かし)そして、カンクンに1/30午前中に到着。

 

ローカルのビーチで乾杯

お迎えは「CRAZY CHEF」(めっちゃ親切) 

ホテルのオーナーと会う時間は夕方5時らしいので、途中、ローカルの静かなビーチに寄り、セビーチェつまみに再会を乾杯。

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このビール飲むのではなくセビーチェにかけちゃうためのもの

 

「CRAZY CHEF」によると、、、、

 

・オーナーはイタリア人の女性で小さなホテルを二軒持っていて、ダウンタウンの方の

 ホテルの中にナイスなパティオがあるから、アジアンレストランをオープンしたいと

 のこと。

・ここはメキシコだし、ローカルな契約だから、給料は今までもらっていたよりも

 全然下がると思う。

・金額も重要だから、無理だったら断ってね。

・ケレタロも良い場所、もし会ってみてしっくりこなかったらこっちは断ってね。

 

おっけ〜〜!心得たよ←わたくし

 

そのローカルなビーチから一時間くらいのトゥルムに「CRAZY CHEF」のナイスな車で

レッツゴー!!

今でも思い出すなぁ。高くて広い空。。車の中からおもわず叫んでました。

道の両側はジャングル。その向こうはカリブ海

   空が広〜い!サイコー!!

 

ホテルに到着

予想以上に心地の良いガーデンパティオの持ったビンテージホテルでした。

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イタリア人オーナー(女性)「マダムP」、ビジネスパートナーらしい、隣のジェラート屋のオーナー「J.A」、正体不明の縦にも横にもかなりでかい40代のイタリア女性HANAさんが、

わたくしと「CRAZY CHEF」を待っていました。

 

早速、話にかかります。

「マダムP」と「J.P」に「CRAZY CHEF」が流暢なスペイン語でわたくしを紹介しています。そのあとひとしきり、みんな、なんか話してるけど

あたくし、、、

わかんな〜〜い。。そりゃそうだオール、スペ語だぜ。。。

 

 そういや、ちょっと話、脱線しますが、ハノイを離れた後、先月フランクフルト、メキシコに渡ったとき思ったのが、、、

えっ?あたくしの英語、伝わってんじゃん??あたくし、割と、英語少しは身についたのか???

 

おいっ!!

ハノイ人とシンガポール人!

「あんたの英語いつまでたっても聞き取れないぜ」って、

散々言ってくれてたけど、違う国、行ったら、割と通じてるぞ!!

おいっ!おい!

ってな具合で、、。ハノイ人のかなり偏った英語の訛りに鍛えられ、凹んでいたわたくしは(本当は対して凹んでいないけど。。)

どないでん!っと胸を張った(自分の中だけで) 記憶があります。

 

ちょぴっと、英語力に胸を張ったわたくし、今度は、やみくもにスペイン語圏に突如として、爆投しちゃったわけで、、そうすると、、、英語の無力さを思い知らされた始まりでもありました。

ここはメキシコ、スペイン語。。。恐るべしスペ語。。。圧倒的な範囲網。

ってわけで、語学、、コミュニケーションツールの語学は、

またもや"ふりだしにもどれ"的な。。。

まっ、いっか。。。なんとかなるさ。。。。。。。。。

若者よ〜!みんな〜〜! スペ語!!覚えなはれ!!

なんか良いことありまっせ〜!。。。。。。。。。。。。

 

 話、戻ります。

 

「マダムP」と「J.P」がいうには、この美しいパティオを利用して、

アジアンキュージーヌのレストランをしたいということ。

わたくしがハノイやタイにいた経歴があるならなおのこと、ベトナムやタイ料理も入れたいとのこと。

 

パティオの自然光、、、緩やかな時間、たおやかな音楽、かぐわかしい時の調べ、、そして、イメージを甘く刺激するアジアンキュイジーヌ、、、、、たらら〜〜ン、、、

みたいな。。。

わたくし、。いーじゃん、いーじゃん!乗っちゃうよ!この話!!

 

契約金額

肝心の契約金額の話、進めています

「CRAZY CHEF」が全部丁寧に通訳してくれます。

 

マダムP:今まではおいくら万円くらいの契約でござますか?(スペ語)

CRAZY CHEF:ねぇさん、今まで幾らくらいもらってるか聞いてるよ。(もち日本語)

わたくし:えっ?ここ、現採(現地採用の略です)、ローカルの金額でしょ?

CRAZY CHEF:うん

わたくし:なら、ケレタロ案件で提示されてる金額言っても意味ないよ。

     1分30秒くらい返事しないで、無言でいようよ。

CRAZY CHEF:んだね。。その金額は絶対に出せないと思うよ。

わたくし:では、相手が提示するのを待つがぜよ

 

って、言った割には30秒後くらいには提示金額が出てきました。

 

じゃじゃ〜ん!!!!15000メキシコペソ

                         日本円で8万円くらいですね。

わたくし:これってメキシコにおいては生活できる金額なの?

CRAZY CHEF:まあ、物価が安いからまあまあの金額だよ。それにチップの分配と

     売り上げの2%をつけるように今、交渉したよ、オレ。

わたくし:へー。んじゃぁ、なんとか生きてはいけるのね!

 

     生きていけるだけでまるもうけ

 

まるっきり、迷いなく、即決。全員立ち上がり、握手と抱擁(ラテン系おきまりの)

 

で、一応、友たちや、コンサルの、おっさん、もちろん子供達に報告したところ、

みんな 意外に、い〜じゃん!!とのお言葉。

子供達も後1ヶ月で大学卒業、納期が見えている。晴れて仕送り納期終了!

空が広くて、海やセノーテがあって、それぞれが好きに生きているヒッピーな街。

トゥルムが持つ圧倒的な解放感のパワー。それを感じてしまったからには、

わたくし、ここで仕事して過ごしていきたいな。。

 

そうして、月$5000で運転手付き、家付き、食事付き、各種手当付きのケレタロ案件に

バイバイをして、

    セレブシェフ→セルフシェフ

                  へ変身させていただいた所存でございます。

 

子供たち:いーね!私たちの給料よか下回る!バイト以下!

   おいっ、親でネタ作って遊んでるあなたたちったら。。。

 

50歳からでも海外就職したり、シェフになってみたり

 

した記録がなんかの足しになればよいかと存じます。