これは、50歳を過ぎてから海外に出てシェフをしているわたくしの記録です。
忘備録的な感じかもしれませんが何かの参考になれば幸いです。
トゥルムでの仕事
バレンタインデーに到着
夜7時くらいにカンクンに着きまして、安定のCRAZY CHEFのお出迎え。
ローカルのビーチクラブで、とりあえずは、歓迎の一杯。
この夜から5月末までの4ヶ月間のホテル暮らしが始まりました。
まずはブレックファーストから
翌日から1ヶ月くらいは、CRZY CHEFとメニュー作りの追い込み、コスト計算などを
していきます。
わたくしはせめて食材の名前くらいはスペ語で覚えるのに必死。
CRZY CHEFは他の仕事もあるし、自分のレストランの開店準備もあるので、週末にざっとまとめて、日々はスマホで打ち合わせ。(便利な世の中ですね)
で、ここでイビザからやってきたHANAさんがバーテンの係とレストランのマネージャー担当だと判明。ついでに朝食のメニューもやるらしい。
もう、こいつがホントによく食べる食べる。。。そら、でかくなるわな。。
で、しょっちゅう、アイスクリーム食べようだとか、ピザ食べに行こうだとか誘ってくるのですね。。
(最初が肝心と思い、きっぱり断り続けましたけど)
おまけに集中力がないときてる。
打ち合わせしていてもすぐに脱線話始めるし、ビーチに行こうよなどと言い始めるし。。。
わたくしも、まあ、いいや、ここはカリブ、ゆっくりのんびりやっていこうかな。。
と、今までにないことにゆっくりモードに切り替えました。
そうこうしている間に注文していたキッチン道具や食器も揃い、レストランとパティオの改装も終え、いよいよブレックファーストからの開店を迎えます。
ブレックファーストのメニューについては、わたくしとCRZY CHEFは担当しないことにしていたので、のんびり傍観してました。
ところがここで発覚したのですが、HANAさん、全くというほど、マネージメント能力も管理能力もない。たらら〜ん。。。
朝食のメニューは実はオーナーが考案して、HANAさんは朝食担当に雇ったメキシコ人クックに伝えるだけ。うまくできているのかというチェックもしていない。
たまたま、朝食をとりにレストランに降りてキッチンに入ったところ、スクランブルエッグはポソポソ、オムレツはガチガチ、野菜は火が通っていなくて硬い。。。
いやね、あたいの担当じゃないよ。
あたしゃディナーの開店準備で忙しいんだよ。
知らんよ。知らんよ。。知らんよぅ。。。
いや、いや、やっぱ黙っちゃおけねぇ!卵料理大好き人間としては!
とりま、スペ語のできないわたくしは、、、
これは、NO、これもNO、こっちのやり方に変えてくださいよん、メキシコ人のコックさん。って、実践するしかないわけで、、、
その時まで、オーナーや、HANAさん達イタリア人からは、わたくし、仕事している時以外、普段はそれほど自分から発言するわけでもないし、誰かと一緒に行動するわけでもないし、たいして貫禄があるタイプでもないし、かなり、のんびりしたケッタイな日本人に見られていたようで、
(仕事では物事忘れることないし、正確なんだけど、仕事は離れるとお月さん見ながら歩いていたら、電柱にぶつかって捻挫するし、スーパーでお金払って、買ったもの忘れてきちゃうし、鍵もしょっちゅうなくするし。。。)
背中にスイッチボタンがついていて、ポンッて押したら起動する感じ、の普段のポンコツぶり。
ってことで、ブレックファーストのキッチンでパキパキやり始めたわたくしを見て、
オーナーたちが大笑いをしながら、びっくりしたのは、本当です。
とりま、ブレックファーストのプレートはこんな感じで。
あ〜あ、それにしても自ら、自分の仕事を増やすとは、、とほほ。。。
まあ、いいさ。。早く慣れるには忙しいのが一番!
次はディナーを開店させなくっちゃだわ。。。
その準備が進めば進むほど、そして、いざ開店するとHANAさんの猛烈なダメっぷりに遭遇することになりました。
50歳からでも海外就職したり、シェフになってみたり
した記録がなんかの足しになればよいかと存じます。
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